中空知Trip alone   初冬の一人旅。

思い立ったが吉日。

朝起きたら吹雪いてたけど、行く。そういう性格なんです。でも結局悩んで遅れました。

11時40分の列車で滝川へ。


乗換。

「落合」って言われても、旅慣れてない人は知らないだろうな。


赤平で下車。

右奥に見えているのが今回の目的地、住友赤平立坑。


赤平駅。

街の規模と列車本数と比べると恐ろしくデカい。

赤平市は人口約14000人。昭和30年代、この小さな街の小さな駅は、貨物の取扱が日本一でした。


住友赤平立坑。

平成6年まで、大きな巻き上げ機が轟音をたてて働いていた。

炭鉱のランドマーク・巻き上げ機は、作業員や石炭を運ぶエレベーター。その規模には圧倒されます。
現在国内で唯一の炭鉱"釧路コールマイン"は海底の鉱脈なので巻き上げ機はありません。


いつのまにやら晴れていました。
赤平の静かなストリートにて。


隣町、芦別へ。

芦別は赤平よりも人口は多いけど、駅は昔のまま。 券売機の無い駅窓口が私にとっては新鮮です。


雪は冷たい雨に変わる。
人影のない通りを一人歩くのは寂しいものです。


さて、帰りの列車に乗ろう。

汽車が来るまで駅の軒下でポツンと立っていたら、おじいさんに「寒いねぇ、芦別かい?」と訊かれる。一言二言話して、駅長さんに切符を渡してホームへ。

芦別からの乗客は私と、すこし年下の女の子の二人。
列車に乗ると、部活帰りの高校生にジロジロ見られた。たぶんいつも乗る人が決まっているんだろうな。


滝川に到着。
雨は再び雪に変わっていました。

一段と寒いアーケードを往復して駅へ戻る。


札幌までは2時間。
今日は疲れたので到着まで寝るとしよう。


今回使用した「一日散歩きっぷ」

土日祝とシーズンに発売されます。ご覧のように、かなりの範囲を2040円で普通・快速列車に乗り放題。今回の旅程だと普通では5190円かかります。

時刻表と睨めっこして、ローカル線の旅はいかがですか?

この切符は窓口で買えます。
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